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VIA CN Isaiahコアで64-bit機能を搭載へ

  VIAは次世代プロセッサコアとなるCNについて発表、新たなアーキテクチャを用い64-bit市場にも参入すると述べているようだ。Isaiahと名づけられたこのコアにおいてVIAは64-bit対応をはじめとするメディアアプリケーションを対象とした機能強化を実装するものの、引き続き低消費電力向けの設計を行っており、チップはどちらかと言えば低コストのアプリケーションに向けたものになるという。

  高解像度デジタルメディア処理を実現するため、IsaiahではOut-of-Order及びスーパースカラ対応の実行コアを搭載、バス帯域幅を向上し、L2キャッシュの強化と増量を行うほか、PadLock機能も実装する。また、浮動小数点ユニットが128-bitデータ長に対応するなど大幅に強化され、2クロックレイテンシでのFP加乗算、除算やルート演算の非同期処理が可能になるという。CN Isaiahは2006年前半頃での登場が見込まれているようだ。

  VIAはこのほか、C5J C7の後継としてC5Wを計画しており、一方C5P C3の改良版となるC5QとC5Rコアの開発を進めている。C5WはC5Jと同様IBMの90nm SOIプロセスにより製造、C5QとC5RはTSMCにおいて、それぞれ130nmと110nmプロセスで製造されるという。なお、C5Jについては"高速なVIAバス"への対応とされ、現在ファーストシリコンの段階と伝えられている。


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