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AMD64対応Windows XPプレビュー

  先日公開された64-bit版Windows XPのパフォーマンスプレビューが複数現れている。AnandTechでは64-bit XP環境上で64-bit版Sandra 2004や他の32-bit用に書かれたソフトウェアを実行、これによると、64-bit向けに書かれたテストではAthlon 64プロセッサの演算及びメモリ性能がともに上昇する傾向が見られたという。このうち、Sandra 2004のCPU Arithmeticベンチマークでは、32-bit XP環境 (32-bit版Sandra) と64-bit XP環境 (64-bit版Sandra) におけるのテストの結果、ALUとFPU性能が10%以上も向上しているようだ。ただし、SSE2のパフォーマンスが10%ほど低下しているようで、結果的に浮動小数点性能は32-bit環境上とほぼ同じスコアになっている。

  64-bit XP上で32-bitアプリケーションを実行した場合は、その種類によってはまだ得られるパフォーマンスにばらつきが見られるようだ。OS自体がプレビュー版であるほかドライバも出揃ってはいない状態であることからか、HaloやQuake 3、UT 2003といったゲームテストにおいて、64-bit XP上では4%から51%ほどもスコアが低下したという。CPU自体の演算及びメモリ性能は向上していることから、スコア低下の大部分はドライバの影響であろうと考えられている。これに対し、DivX 5.1.1によるエンコードテストでは15%以上の高速化が見られたようだが、その一方で、Winstone 2004やAquamark 3は実行することができなかったという。

  今回のテストで使用されたドライバは、VIAのHyperionβとNVIDIAの64-bit XP用の52.14 WHQLドライバ。現時点においてはATiの64-bit用ドライバが無いなど、64-bit Windows XPで使用できるドライバが全体の半数も用意されていないと言われているため、もし導入する場合には注意する必要がありそうだ。
Source: AnandTech
February 9, 2004


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