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NVIDIA GeForce FX 5900を発表

  NVIDIAは、GeForce FXファミリー中で新たに最高速となるデスクトップGPU、GeForce FX 5900シリーズ2製品を発表した。チップは0.13μプロセスで製造され、新たにCineFX 2.0エンジン、UltraShadowテクノロジ、Intellisample HCTを実装、256-bitのメモリインターフェースを備える。上位版のGeForce FX 5900 Ultraでは、コアクロックが450MHz、メモリは425MHz DDRとされ、フィルレートが36億テクセル/sec、メモリ帯域幅は27.2GB/secとなった。

  NV35ではNV30に幾つかの細かい追加や削除、最適化を行っているとされ、1億3,500万個のトランジスタで構成される。2.0となったCineFXではFPシェーダ処理能力が2倍 (8ops?) となり、Intellisample HCT (高解像度圧縮技術) ではZ/カラーデータの圧縮性能を高めるためのキャッシュの増量などが施されているという。また、影生成を高速化できるというUltraShadowがサポートされる。これは、3D空間内のZ軸方向に対し光源ごとの射影位置を定義することにより、余分な計算を減らすことが可能となるものであるようだ。なお、製品はGeForce FX 5900 Ultraが$499ほど、FX 5900が$399ほどでともに6月の登場とされるほか、バリュー版が$299ほどの価格で7月ごろに投入されると見られている。

  AnandTechの行ったベンチマークによれば、FX 5900 UltraはほとんどのテストでRadeon 9800 Pro 256MB版を上回り、FX 5800 Ultraと比べ多くの場合には10%-20%以上高いスコアを出しているようだ。また、高解像度でアンチエイリアス及び異方性フィルタリング有効時のスコア低下がFX 5800 Ultraよりも抑えられており、1600x1200 4xAA/8xAniso設定時のDoom3のスコアはFX 5800 Ultraと比べ52%上回るほか、Quake III Arenaでは3倍近い結果になっているとされる。テストはPentium 4 3.0GHz、875P、2xDDR400環境で実施され、ドライバはDetonator 44.03、Catalyst 3.4が使用されている。なお、新ドライバでは、パフォーマンス設定時における異方性フィルタリングのクオリティが改善されているようだ。以下はスコアの一部。

 FX 5900 UltraFX 5800 UltraRadeon 9800 Pro 256MB
Doom3
1600x1200, 4xAA, 8xQuality
291919
Comanche 4
1600x1200, 4xAA, 8xQuality
312634



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